お知らせ
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神楽坂で診療をしていると、患者さんから旅行のお話を聞くことがあります。
京都へ行った。
金沢へ行った。
北海道で美味しいお寿司を食べた。
そんな話を聞くたびに、私は思うのです。
旅行の楽しみの半分は「食べること」なのではないかと。
その土地の名物を味わう。
家族や友人と食事を囲む。
旅館でゆっくり食事を楽しむ。
それは旅行の大切な思い出になります。
しかし実際には、歯を失ったことで旅行を楽しめなくなっている方も少なくありません。
本当は食べたいのに、我慢している
「硬いものは避けています」
「旅先では柔らかいものしか選びません」
「人と食事するのが少し不安です」
入れ歯相談に来られる患者さんから、こうした言葉を聞くことがあります。
周囲から見ると普通に生活しているように見えます。
しかし本人は、少しずつ我慢を重ねています。
旅行先でステーキを諦める。
名物料理を避ける。
人との会食が億劫になる。
その積み重ねは、人生の楽しみそのものを小さくしてしまいます。
入れ歯は「歯の代用品」ではない
私は長年入れ歯治療を行っていますが、入れ歯は単に歯を補うためだけのものではないと考えています。
もちろん噛めるようになることは大切です。
しかし本当に大切なのは、その先です。
旅行を楽しめる。
人と会うのが楽しくなる。
好きなものを食べられる。
笑顔が増える。
入れ歯はそうした人生を支えるための医療です。
人生100年時代だからこそ
今の50代、60代は昔とは違います。
旅行を楽しむ方も多い。
趣味を楽しむ方も多い。
人生を積極的に楽しむ時代です。
だからこそ、お口の健康も単なる治療ではなく、「人生を楽しむための準備」として考えることが大切なのだと思います。
噛めること。
話せること。
笑えること。
それは健康だけでなく、人生の豊かさにもつながっています。
入れ歯ドクター大坪からのコメント
患者さんから旅行のお土産をいただくことがあります。
そのたびに私は嬉しくなります。
なぜなら、その方が旅行を楽しめたということだからです。
入れ歯治療は、歯を作ることが目的ではありません。
その人が人生を楽しめるようになることが目的です。
これからも患者さんに、「また旅行へ行きたくなりました」と言っていただけるような治療を目指していきたいと思っています。
参考文献・エビデンス
近年、口腔機能とQOL(生活の質)の関連が注目されています。日本老年歯科医学会では、咀嚼機能や口腔機能の維持が健康寿命や社会参加に関係すると報告しています。また、適切な補綴治療による咀嚼機能回復は、食生活や生活満足度の向上に寄与することが示されています。
【参考文献】
・日本老年歯科医学会
・日本補綴歯科学会
・厚生労働省 健康日本21