お知らせ
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神楽坂で入れ歯治療を行っていると、患者さんからこんなお話を伺うことがあります。
「特に困っていないから、歯医者にはしばらく行っていません」
確かに、痛みがなければ歯科医院から足が遠のくのは自然なことかもしれません。
しかし実は、入れ歯を長く快適に使い続けるためには、「困ってから通う」のではなく、「困らないために通う」ことが大切です。
私たちは普段、眼鏡の度数が少しずつ変わることを受け入れています。体力や筋力も年齢とともに変化します。
それと同じように、お口の中も少しずつ変化しています。
歯ぐきの形は変わります。噛み合わせも変わります。
残っている歯の状態も変化します。
そのため、今は問題なく使えている入れ歯でも、年月とともに少しずつ合わなくなっていくことがあるのです。
ところが、その変化はゆっくり進むため、ご本人は気づきにくいことが少なくありません。
「最近硬いものを避けるようになった」「食事の時間が短くなった」
「左右どちらかでばかり噛んでいる」「入れ歯が少し浮く気がする」
こうした小さな変化は、お口からのサインかもしれません。
食べることは人生の楽しみです。
私は入れ歯治療に携わる中で、「噛めること」の価値を強く感じています。
よく噛めるということは、単に食事ができるという意味ではありません。
旅行先で名物料理を楽しめる。
家族との食事が楽しくなる。
友人との会食を気兼ねなく楽しめる。
好きなおせんべいやお肉を我慢しなくて済む。
そうした日常の喜びにつながっています。
反対に、噛みにくさを感じるようになると、人は少しずつ行動範囲を狭めてしまうことがあります。
外食を避けるようになる。旅行に行く回数が減る。
人と会う機会が少なくなる。
その影響は、お口の中だけではなく、人生そのものに広がっていくのです。
だからこそ私は、「入れ歯は人生を楽しむための医療」だと考えています。
メインテナンスは入れ歯の寿命を延ばします。
入れ歯も人工物です。
車に定期点検が必要なように、入れ歯にも定期的な調整が必要です。
歯科医院で行うメインテナンスでは、
・入れ歯の適合状態の確認
・噛み合わせのチェック
・残っている歯の健康管理
・歯周病やむし歯の確認
・入れ歯の清掃状態の確認
などを行います。
特に部分入れ歯をお使いの方は、残っている歯が非常に重要です。
その歯を失ってしまうと、入れ歯の設計そのものを変更しなければならないこともあります。
そのため、入れ歯だけでなく残存歯の健康を守ることが、将来のお口の健康につながります。
人生100年時代だからこそ、
昔と比べると、50代や60代はまだまだ若い世代です。
人生100年時代といわれる今、これから先30年、40年と食べ続けていくことになります。
その長い人生を考えたとき、お口の健康は決して小さな問題ではありません。
運動を続けるためにも。
十分な栄養を摂るためにも。
人との交流を楽しむためにも。
その入り口には「食べること」があります。
美味しく食べられること。しっかり噛めること。
笑顔で会話できること。
それらを支えるために、定期的なメインテナンスは大切な役割を果たしています。
入れ歯ドクター大坪からのコメント
私は長年、多くの患者さんの入れ歯治療に携わってきました。
その中で感じるのは、入れ歯は単に失った歯を補うためのものではないということです。
入れ歯は、人生の楽しみを守るための道具です。
そして、その入れ歯を長く快適に使うためには、定期的なメインテナンスが欠かせません。
神楽坂、飯田橋、市ヶ谷、江戸川橋、文京区周辺にお住まいの方で、
「最近少し噛みにくくなった」
「入れ歯が以前より合わない気がする」
「今の状態を長く維持したい」
そんなお気持ちがありましたら、お気軽にご相談ください。
私たちは、患者さんがこれからも美味しく食事を楽しみ、自分らしい人生を送れるようお手伝いしたいと考えています。
参考文献・エビデンス
・The McGill Consensus Statement on Overdentures(Feine JS et al.)
・Oral Health, General Health and Quality of Life in Older People(Petersen PE)
・日本老年歯科医学会「オーラルフレイルに関する基本的考え方」
・厚生労働省「健康日本21(第三次)」
・日本補綴歯科学会「有床義歯診療ガイドライン」