お知らせ
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「歯が少なくなると、認知症になりやすい」
そんな話を耳にしたことはありませんか?
これは単なる印象論ではなく、日本を代表する疫学研究である「久山町研究」によって示された重要な知見です。
福岡県久山町で行われているこの研究は、住民の健康状態を長期にわたって追跡する世界的にも評価の高い調査です。
その中で、60歳以上の方を対象に「歯の本数と認知症の関係」が分析されました。
結果は非常に明確でした。
歯が20本以上ある人を基準とすると、それより歯が少なくなるほど認知症やアルツハイマー病のリスクが高くなるというものです。
つまり、「歯を失うこと」は単に食事が不便になるだけではなく、脳の健康にも影響を与える可能性があるということです。
噛むことが脳を守る
なぜこのような関係があるのでしょうか。
理由の一つとして、「噛む」という行為が脳に刺激を与えていることが挙げられます。
しっかり噛むことで脳の血流が促進され、認知機能の維持につながると考えられています。
逆に、歯を失ったまま放置してしまうと、噛む機能が低下し、脳への刺激も減ってしまいます。
さらに近年では、日本・アメリカ・韓国など複数の国の研究を統合したシステマティックレビューも報告されており、
歯を失うことで認知症のリスクが約15%上昇するという結果が示されています。
「入れ歯でもいい」は大きな意味を持つ
ここで重要なのは、「歯がなくなったこと」そのものではなく、
“噛めない状態を放置すること”です。
歯を失ってしまった場合でも、入れ歯やブリッジなどで噛む機能を回復することが非常に重要になります。
入れ歯ドクター大坪 コメント
「入れ歯は“仕方なく入れるもの”ではありません。
しっかり噛める状態を取り戻すことで、食事の楽しみだけでなく、全身の健康や認知機能の維持にもつながります。
小さな部分入れ歯でも、大きな総入れ歯でも大切なのは“噛めること”。
噛み合わせをきちんと整えることで、身体全体のバランスも変わってきます」
入れ歯を「入れない」という選択のリスク
「少しぐらい歯がなくても大丈夫」
「入れ歯は面倒だから…」
そう考えてしまうお気持ちもよくわかります。
しかし、歯を失った状態をそのままにしておくことは、
・咀嚼機能の低下
・栄養バランスの偏り
・認知機能への影響
といった、長期的なリスクにつながる可能性があります。
入れ歯は見た目を補うだけでなく、
“噛む力を取り戻す医療”です。
地域の皆さまへ:神楽坂を中心に広いエリアからのご相談
大坪デンタルクリニックには、神楽坂を中心に、
飯田橋・四谷・文京区など幅広いエリアから、入れ歯に関するご相談をいただいています。
「初めての入れ歯で不安」
「今の入れ歯が合わない」
「しっかり噛めるようにしたい」
そのようなお悩みに対して、患者さま一人ひとりに合わせたご提案を行っています。
歯を守ることは、未来を守ること
歯の本数と認知症の関係は、今や世界的に注目されているテーマです。
歯を守ること。
そして、失った場合でもきちんと補うこと。
それは、単にお口の問題ではなく、
人生の質(QOL)そのものに関わる重要な医療です。
「まだ大丈夫」と思っている今こそ、
将来の健康のために一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
参考文献・エビデンス
・福岡県久山町研究(Hisayama Study):歯の本数と認知症発症の関連
・Takeuchi K et al. Tooth loss and risk of dementia: systematic review and meta-analysis
・Shen T et al. Association between tooth loss and dementia risk (Journal of the American Geriatrics Society)
・Kim JM et al. Oral health and cognitive decline in older adults(韓国コホート研究)